NINI

おはようございます。

ニイニのデザイナーをしております保坂郁美です。

今日も朝から良く晴れて清々しく、気持ちもすっきり嬉しくなります。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

ニイニは毎年、近くの小学2年生が社会科見学の授業で来社、アトリエを公開しています。

一枚裁断機という大型の機械を動かすと、皆んなその迫力にびっくりして歓声が上がります。ハート型や星型を切り抜いた生地や、その場で縫ったコースターをプレゼントしたり、ものづくりの楽しさを体験してもらいます。

  

しかし、思うのです。

2年生では早すぎる!…と。

去年秋、痺れを切らして小学校校長先生に直談判させて頂きました。どうか高学年に来てもらえないかと。

このままでは、日本のものづくりが駄目になる!その想い1つで、真剣に提案しに行きました。

世界はものづくりで出来ていることを、もっと教育の現場にリアルに発信していかなければ、日本のものづくりは次世代に繋ぐことは難しいとお話させて頂きました。

その後小学校だけに留まらず、中学の教頭先生、また近所にある某有名私立高校の校長先生にも直接会いに行きお話させて頂きました。

 

これには、いくつかのキッカケがあります。

その1つに、去年より決意し実行した連続シンポジウム『未来を選び取る消費』を主催したこにあります。

適当な消費が、どれだけ世界を変えてしまうのか!ものづくりをしている人間が本気で声を上げることで、皆様に考えるきっかけを提案したかったのです。

世界の仕組みを変えることは難しくとも、1人1人がきちんと考えて行動すればそもそもの仕組みは自然に変えることが出来るのではないか…。その想い1つで、主催を決意しました。

  

実現するまで想像を遥かに超えた大変さに、押し潰されそうになりました。

それでも、諦めずに前に進んでいくとある考えに辿り着くのです。

それは、教育の大切さです。

大人に、今更社会理念を見直そうと説いた所で多寡が知れた反応で終わるのが現実です。

では、何処で説こくことがベストなのか。

それは、教育の現場!

これから社会に出る、子供たちなのです。

ものづくりの現場を知って感じることで見えてくる、まさにローマは1日にして成らず‼︎を知ってもらいたいのです。

作ることの大変さ、職人の尊さ、モノを作り続ける環境維持にどれだけの費用がかかるか、まずは知ってもらいたいのです。そして、何か感じてもらいたいのです。

人の人生を変える権利は誰にもありません。

変えることを選べるのは、自らの行動にしかないのです。

それをせめてこれからの子供たちに、知って感じてもらいたいのです。

この想いが叶い、今年春小学5年生の児童全クラス社会科見学の一環で来てくれました。

  

どうして実現したのか。

去年突撃訪問してお話させて頂いた、某有名私立高校の校長先生が後押ししてくれたのです。

実は、去年開催したシンポジウムにその校長先生が来てくれたのです。

来社した子供たちの目は、一生の宝物です。

もう、5年生となれば精神年齢は大人に限りなく近くなります。

その子供たちが、真剣に聞いて感動してくれたのです。

後日、沢山の感想文を戴きました。

    

涙が溢れでました。

ニイニの挑戦は、始まったばかりです。

続けることが大切なのです。

だから今年もやります。

「未来を選び取る消費」シンポジウム。

目黒にある蟠龍寺というお寺で、やります。

是非、お越しくだしいませ。

10月19日土曜日、目黒蟠龍寺にて開催。

第1部、11:00〜15:00第2、16:00〜20:15

参加、8,000円

https://tsuku2.jp/events/sp/eventsDetail.php?ecd=07021091480912

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