NINI

おはようございます。

ニィニのデザイナーをしております保坂郁美です。

今日も秋晴れが広がり、晴れ晴れした気分になります。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

突然ですが、『SDG s』という言葉を知っていますか?

『SDGs』とは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。

そして、17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。

ニィニはその中の12項目、『つくる責任、つかう責任』に注視したものづくりを目指し、今日も洋服を制作しています。

そのような中、ある方からSDG sについてオランダが今非常に熱い!と聞き、居ても立っても居られなくなり、今年6月オランダDen Haagに行って来ました。世界が何処に向かおうとしているのか。テレビなどのニュースではなく、リアルにこの目で見て確かめたかったのです。

    

 

ある方とは、トランジションデザイナー三浦祥敬さんです。

1991年佐賀のお寺生まれ、京都大学総合人間学部卒後、現在は、持続可能な社会へのトランジション(移り変わり)や日本の伝統文化をリサーチしており、日本に長く続いてきた伝統的な智慧を次世代につないでいく活動を行っています。また持続可能な継承のあり方を探求・実践する当事者のコミュニティ「Sustainable Succession Samgha(サステナブル・サクセッション・サンガ)」を運営しています。僧侶・松本紹圭氏との共著に『トランジション 何があっても生きていける方法』(春秋社、2019)があります。

彼と現地で落ち合い、オランダハーグで行われたSDGsに即したイベントに参加しました。

吹けば飛ぶような零細企業が、何故ここまでするのか。

日本のものづくりの現場が、貴方の知らないところで、追い詰められているのです。

日本で流通する衣料品の国産比率はわずか3%に満たない所まで来ています。産地が老齢化し、コスト低減圧力で疲弊する中、官民が国産ファッション復活へと動き始めています。今、認証制度による販売促進や、IT(情報技術)を活用したデザイナーとのマッチングが活発に行われています。ニィニも志し高くブランディングする若きブランドの立ち上げを後押しする縫製の手伝いもしています。

オランダに行きいろいろ見聞きし、少なからず現地でしか感じられないことを経験しました。

 

 

    

観て聴いたことは、日本でも伝える義務があるのではないかと考えます。

6月に開催されたSDGs に即したオランダ・ハーグでのイベント「Border Sessions 2019」についての報告および持続可能な生き方や社会を作っていくため、この度のファッションショーイベントで三浦祥敬さんに基調講演もして頂きます。

未来を選び取り切り開くのは、今生きている私たちです。

共に未来を駆け抜けていけたらと、今日もニィニはスタッフ一同洋服制作に邁進して参ります。

 

是非ご興味ある方、この度のシンポジウムにご参加ください。残席残りわずかとなりました。良きご縁を楽しみにお待ちしております。

10月19日土曜日、目黒蟠龍寺にて開催。

第1部、11:00〜15:00第2、16:00〜20:15

参加、8,000円

https://tsuku2.jp/events/sp/eventsDetail.php?ecd=07021091480912

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