お越し頂きありがとうございます。
捨てないアパレルを目指しております(株)ニィニ、取締役、デザイナーの保坂郁美です。
先日とても素敵な着物リメイクをさせて頂きました。それも同じ着物で2回もデザインを変えて!!
今年でリメイク事業を開始して8年目ですが、このような事例は初めてで非常にワクワクしました。
初めて着物を手に取らせて頂いたのが2年前、亡きご主人様から買って頂いた思い出深い着物をワンピースにして欲しいというご依頼でした。
見事な刺繍が施されており、手にして直ぐに高価な着物とわかります。
翌年春行われるお孫さんの結婚式にお召しになりたいと、お嬢様と一緒に見えになりました。
もうお年を召されて結婚式も車椅子でご出席ということ、椅子に座ったままでも綺麗に着こなし写真写りが良いようにしてもらいたい、ということでしたので非常にシンプルに柄行き重視のデザインにさせて頂きました。
着物をカラーコピーして型紙通りに切って、丁寧にご提案させて頂きました。
また背中も少し丸くなられていたので、お立ちになった時裾が平行になるように前と後ろの着丈を変えて作りました。
コサージュもお作りしてとても素敵に仕上がり、大変喜んで頂きました。
今年に入り、お客様にお会いするご縁を頂きコロナが少し落ち着いた頃、無事結婚式を盛大に行ったお話しと幸せ一杯のお写真も拝見させて頂き、心から嬉しく思いました。
その後、着物リメイクのご依頼を頂いたのですがお話お聞きしてびっくりしました。
「母はもうあのワンピースは着ないので、今度は私が着れるようにまたリメイクしてもらえますか?母が父から買ってもらった着物を、また大切な晴れの時に私が着たいと思います。」
非常に感激しました。ご家族の大切な思い出をこうして繋ぐお手伝いが出来るなんて本当に幸せと思いました。
着物もとても大切にされ、嬉しそうに感じました。
今回のリメイクは、非常に難易度が高く難しかったのですがその分やり甲斐もありましたので、ニィニスタッフ一生懸命リメイクさせて頂きました。
お小さいお母様様に仕立てたワンピースを、スラリと高身長のお嬢様に合わせるリメイクでしたので、着丈は20㌢長くしました。
裾と、また何とウエストに切り替えを入れ別の着物であしらい長くしました。
身幅も2サイズ以上細いので、タックやギャザーを駆使して丁寧に作らせて頂きました。
お陰でとても素敵なロングワンピースにリメイクすることが出来ました。
お客様も心から喜んで頂きました。
リメイクのストーリーは、そのご家族ご家族本当に様々です。
繋いでいくことは、素晴らしいですね。
この取り組みをさせて頂けるご縁に今回あらためて、しみじみ感謝の気持ちが溢れました。
取り組ませて頂き、ありがとうございました。
お越し頂きありがとうございます。
捨てないアパレルを目指しております(株)ニィニ、取締役、デザイナーの保坂郁美です。
常々、ニィニは温めてきたブランディングがありました。それは、日本伝統文化を未来ある子供たちと家族で着る、そんなスポーツウェアがあったら、、、。
そんな双子織トラックジャケットがあったら!!
その一心で更に改良し、この度「進化版双子織キッズトラックジャケット」を制作しています。
そして、今年のキッズデザイン賞にトライアルします。
応募は締め切り、昨日3回目の提出は映像でした。
娘の協力のもと、動画を作成し何とか提出完了しました。
今回は、贅沢に全て双子織で構成し、また無地の新双子織と組み合わせ改良しました。
双子織は伸びないので、タックで運動量を確保。かなり手の込んだスポーツウェアです。
最終提出は7月上旬、現物提出です。
ギリギリまで完成度を高め、後悔のない商品にしていきます。
本当の命を生み出すように、ニィニスタッフ全てのDNAを凝縮して、唯一無二のスポーツウェアを完成させます。
乞うご期待くださいませ。
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捨てないアパレルを目指しておりす、(株)ニィニ、取締役、デザイナーの保坂郁美です。
この度、昨年埼玉県主催、女性のためのビジネスコンテスト、SAITAMA Smile Womanピッチ、
https://smile-women-pitch.com/
最終審査の際に審査員として大変お世話になりましまた、株式会社コマームの小松君江会長のお持ちの着物で社交ダンスのドレスワンピースをお作りさせて頂きました。
この度のビジネスコンテストで着用させて頂いた着物リメイクのセットアップを気に入って頂き、こちらをドレスワンピースにして社交ダンスの際にお召しになりたいとお話頂きました。
しかし、このセットアップをドレスワンピースに見立てるのは想像以上の難易度で何度もパタンナーと詰めてトワル(仮の生地で形見本)を作り、仮縫いに臨みました。
細かなニュアンスがイメージ通りにいかず何度か縫製し直すほど、こだわりを持ってご提案しました。
その甲斐あって、とても素敵なドレスワンピースが出来上がりました。
サテンの生地をたっぷりとお付けして、クルッとターンする時に裾回りがエレガントに広がるフレアに仕立てあげしまた。
秋に社交ダンスの発表会があるそうです。
華やかな会場で優雅に踊られる小松会長が目に浮かぶようで、お話をお伺いして非常にワクワクしてしまいしました。
このような機会を頂き、小松会長に心より感謝申し上げます。
優雅に踊る姿を拝見出来ますこと、ニィニスタッフ一同心より楽しみにしております。
お越し頂きありがとうございます。
捨てないアパレルを目指しております(株)ニィニ、取締役、デザイナーの保坂郁美です。
この度、当時オーダーでお仕立てした思い出深いワンピースを、カーディガンにリメイクさせて頂きました。
おそらくお作りしてから40年は経っているワンピースは、モード感溢れる生地で丁寧に縫製されていて今着てもとても素敵です。
もうサイズも変わってしまったので、さっと着られるちょっとオシャレなカーディガンにリメイクして欲しいというご依頼でした。
到底ワンピースの生地だけでは足りないので、大胆に中央に別の素材を組み合わせてあたかも最初からその様なデザインであったかの様にデザインしました。
いざ解いてみるとパターンがギリギリでした。それもそのはず、柄が関係するので相当シックハックしました。
また縁取る素材を起毛しているベルベットを選んだのですが、縫製する段階で想像以上に沿わず、別のベルベットに再度縫製し直しました。
今度は見事綺麗に縫製出来、その上想像以上の世界観を洋服に再現することが出来ました。
お客様も大変喜んで頂き、ホッと安心するとともに嬉しい気持ちで溢れました。
難しいリメイクほど、一人一人の力量が問われます。
その判断力を緩めない審美眼を磨く努力を惜しまないチーム作りは、本当に一筋縄には行きません。
でもこうして喜んでくださるお客様がいらっしゃる限り、私たちは必要とされていると確信します。
これからもどんなリメイクも丁寧に、一人一人に寄り添いながらお作りさせて頂きます。
お越しいただきありがとうございます。
捨てないアパレルを目指しております株式会社ニイニ、取締役、デザイナーの保坂郁美です。
先日、とある大学の授業に呼ばれ「キャリアデザイン」と言う授業の中で、ニィニの「捨てないアパレル」の取り組みについて少しお話させて頂きました。
この授業は、自分のことをふりかえり、自分の魅力や強みに気づき、これからのことを考える科目で、就職活動を控える2〜3年生を対象に行っているそうです。
生きていくためには、必ずだれもが働く。それがなかなか自分事にならない学生のために、毎回「社会人、働く人」をゲストでお迎えして、世の中には様々な仕事があることを知ってもらう趣旨の授業でお話させて頂きました。
今回お話しさせていただいた内容は、興味関心の変化(陶芸からアパレル)、入社を決めるきっかけ、入社してから、今の仕事、会社および、今目指していること等々。
また会社の説明など学生たちにPRしたいことを10分で話して下さいとのご依頼でした。
パワポの資料を駆使して、心を込めて一生懸命「捨てないアパレル」に取り組むまでの想いを発信させていただきました。
後日、学生さんたちから貴重な感想を頂き目頭が熱くなるものを感じました。
一部紹介させて頂きます。
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*ニィニの取締役の方のお話は、自分の服に対する見方を変えてくれるものでした。自分の着ている服は、どんな人が作っていたのか、これからはちゃんと考えながら服を選び、着たいです。
*今日の授業を受け、ゲストの方のお話で、服についてや SDGs について色々学びましたが、ものをゼロから創造することは大変だし、私たちはもっと物を大切に扱っていくべきだと思いました。ものだけでなく、食品の廃棄であったり、私たち人間の問題はたくさんあるので、一人一人の意識を変えて、考えていくべきだと思いました。
*ゲストの方は自分らしくあるために、自分がしたいこと、できることを明確に持っていました。ゲストの方のように、自分で意思決定していくにも、それができる強さや経験を身に付けなければならないと感じました。
* 今回の授業の冒頭に保坂さんの話を聞き、もしかしたら毎日どこかで服が捨てられているのではないかと思いました。私も小さくなった服は捨ててしまうのですが、確かに人が心を込めてデザインを考えその服の生地を選択し、作り上げているんだと思うと、ただ捨てるのではなく、どこかにリサイクルとして出すべきなのかと思いました。
*デザイナーさんの話「洋服廃棄」の現状を知った。洋服一着一着の重み・大切さが未来へ繋がると思うと向き合い方が変化していくと考えさせられた。
*保坂郁美さんの話しで、「洋服が守ってくれている」という考えに驚きました。確かに洋服は自分をあらわす指標や組織だった力などを示すものです。だからこそ服をただの道具としてではなく、自身を守ってくれているものと言う考えはとても面白かったです。
*今日来た女性は本当に彼女の職業が好きだと思います。やっぱり好きなことをしたほうがいいですね。彼女はとても楽しそうで、幸せそうです。仕事に対する熱情がこもっています。(留学生)
*ゲストの方の話を聞いて、改めて物を大切にしようと思いました。洋服以外にも物が製造される過程には、多くの方が関わっています。世界には様々な職業の方がいて、そこで働いている多くの方々の努力で、物は生み出されていると考えると改めて物を大切にしようと思うことができました。本日、ゲストの方のお話を聞くことができて良かったです。
*ゲストの保坂郁美さんに貴重なお話をしていただいて、洋服の大切さを改めて感じることができました。自分も洋服は大切にしているつもりですが、これまで以上にもっと大切にしたいと強く感じました。グループ活動でもご一緒できて、個人的なお話や、会社の細かい事情など、更に貴重なお話をお伺いすることができました。
*保坂さんの“服を捨てない“の取り組みの理由が凄く考えさせられた。今まで、可愛いや流行で服を買っては捨てを繰り返していが、話を聞いてもっと広い世界を知っていかなければいけない、自分はまだまだ無知なんだと思った。服について何も知らなかったので自分でもう少し詳しく調べようと思う。
*働いている社会人の方の話を聞き、自分のしたいこと・やりたいことは明確に持っておいた方が良いのだと思った。自分のやりたいことを実現させている人はとても輝いて見えた。「やりたいことがない」と言ってばかりではなく、過去を振り返ったりして、自分のやりたいことや興味のあることを引き出そうと思った。
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このように、貴重な感想を頂き心から嬉しく思います。
そうなんです。
私たち「作り手」は、特に量産品の洋服を作っている時は、自分たちが作った洋服をどのような方が、どんな想いで着てくれているか知る術もありません。
私たち「作り手」は、 いつでも片想いなのです。
でも、いつの日か両想いになれるものづくりが当たり前になれる日を楽しみに、これからも実直に「捨てないアパレル」に取り組んで行きます!