NINI

お越しいただきありがとうございます。

「捨てないアパレル」を目指しております(株)ニィニ、代表取締役、デザイナーの保坂郁美です。

 

昨年一年間、自身の体調不良によりこちらのブログが凍結してしまい申し訳ございませんでした。

 

代表交代後も出社出来ない日も多々あり、残されたスタッフ、会長、専務が全力で支えてくれましたが、本当に大変だったことと察します。皆さまには、この先もずっと感謝の念は絶えません。

 

【今週はそんなニィニを支えてくれた、スタッフの皆さまについて感謝を込めて、ご紹介させていただけたらと思います。】

今回は一枚裁断機を使って裁断を担当いただいている方に、焦点を当ててご紹介させていただきます。

その前に一枚裁断機とはどういったものか説明しますと、一言で言うと手裁断を機械化したものであり、一般的にCAMと言います。

CAMはComputer Aided Manufacturing(コンピュータ支援製造)の略称であり、製造をコンピュータの支援で行うことを意味します。

またそれに連携して操作するものをCADと言います。CADはComputer Aided Design(コンピュータ支援設計)の略称であり、デザインや設計をコンピュータ上で行うことを指し、パターンメーキングやサイズ展開、裁断のマーキングなどをコンピュータで行うシステムです。

2014年、当時積層裁断機が主流の中、ニィニは、TAKATORIの一枚裁断機にこだわり導入を決断しました。周りから非常に珍しがられましたが、それには当然訳がありました。

と言うのも、ニィニはセミオーダーを主にしたオリジナルブランドをしていますので、積層タイプより、一枚裁断機の方が勝手が良かったのです。

何事もそうですが、使いこなすまではある程度慣れは要し苦労しましたが、使いこなせたらもう手放せません。

コートなどパーツ数が多いものは、手裁断では6時間ほど要しますが、一枚裁断機だとわずか数分で裁断出来きる、優れものです。

しかし、気をつけるべきことも多く、パターンの入力ミスや裁断する生地を取り違えるなど、人為的ミスがないよう入念な確認は必須です。

機械が作動してからミスに気づいてしまっても、時すでに遅し。

丁寧な確認のいる大型裁断機の扱いは、そんな簡単てはなく、むしろ注意力の要る難易度の高い仕事です。

また機械ですので、定期的なメンテナンスと称した、根気の要る愛情表現も必須です。

怠ることなく、いつもしっかり向き合っていただき、感謝の気持ちで一杯です。

 

私が不在の時も特段大きなミスもなく、仕事を遂行いただき、感謝の念は絶えません。

これからも末永くニィニでお仕事いただけるよう、あらためて私も全力で邁進してまいります。

本日もここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。

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