お越しいただきありがとうございます。
ニイニのデザイナーの保坂郁美です。
朝から雨足が強く、各地方二次災害も心配です。
どうぞ、お気をつけてお過ごしくださいませ。
鈴乃屋展示会初日、館内大変静かです。
鈴乃屋三階ギャラリーでは着物職人のリメイクも紹介しています。
勉強にと拝見して来ました。
ニイニとは、また全然違う。
着物作家のリメイクは、テクニックが凄い。
古い着物をパッチワークにして新たな着物として蘇らせるなど、全て手縫いです。
日本人の器用さを見せつけられる思いです。
また上映ブースでは、古い映像でしたが着物職人のものづくりが紹介されていました。
小1時間、見入ってしまいました。
日本のものづくりは、やはり世界でも群を抜いていると実感します。
独特な感性で生み出される日本文化。
半端ない緊張感を持続出来る職人一人一人の精神力の強さと、挑むパワーに圧倒されました。
その中でも、江戸小紋の緻密さには驚きました。
東京染小紋のはじまりは、室町(むろまち)時代(今から430~670年くらい前)にさかのぼります。
その頃から一途に紡がれる技法。
彫り師によって気の遠くなるような細かい柄の型紙制作。
染め師によってつなぎ目が出ない染め技術。
双方の職人技によって生み出された着物が江戸小紋です。
それら着物を、ニイニが縁あって洋服に形を変えています。
あらためて、身が引き締まる思いです。
明日も、御徒町本店鈴乃屋にて展示会開催します。
明日はお天気良いようです。
どうぞ、お気軽にはお出かけくださいませ。
楽しみにお待ちしております。