おはようございます。
ニィニのデザイナーの保坂郁美です。
朝から曇り空が広がり涼しいですが、お昼から暑くなりそうです。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
ニィニのデザインは、レディース、メンズ、そして『リ・デザイン事業』と幅広く扱っています。
洋服のデザインは、細かく分けると様々なジャンルがあります。
音楽に様々なジャンルがあるように、洋服もレディース、メンズ、子供服、スポーツウェア、紳士服、制服、ウェディングドレス、ダンス用ウェア、下着、水着、etc…と上げていけば切りが無いほど、デザインのジャンルは用途に応じて沢山存在します。
デザイナーも同様、そのジャンルに合わせそれぞれに存在します。
そもそもオリジナルデザインの定義とは、何か。
それは、イメージした生活スタイルに即したデザイン提案です。
それに対して、『リ・デザイン事業』は何であるのか。。
一見双方、オリジナル提案と混同しがちですが、ニィニは全く違うと考えます。
前者は、メーカー主導の提案。
それに対して、後者は、お客様主導の提案です。
違いは、それだけではありません。
『リ・デザイン事業』は、その方の人生に入り込む、特殊な種類のデザイン提案とニィニは捉えています。
お客様が持ち込む着物や毛皮や洋服は、それぞれ歴史が詰まっています。
家族に守られ育った、温かく懐かしい想い出が染み込んでいます。
それを語る時のお客様の目は、とてもキラキラ輝いています。
不思議と、その方が語る情景がこちらにも伝わってきます。
一緒になって提案していくうちに、その方の人生に深く触れていくのです。
しかし、実際作業となると相当な覚悟を要します。
家族の想い出が詰まった、唯一無二の素材にハサミを入れる。
これは、生半可な気持ちでは務まりません。
デザイナーもそのことを念頭に置き、お客様の背景を読み取ります。
お話聞きながら、頭はフル回転。
唯一無二の素材を目の前にした時、デザイナーは自分の主張を一旦停止。
まずはお客様の声に集中し、「こうしてほしい」を紐解きます。
今年で、ニィニのデザイナーを勤め10年になります。
一長一短にはいかない高度な提案ですが、非常にやり甲斐を感じています。
信頼できるチームがいるから、出来る提案です。
ファッションショーイベント間近になります。
是非、そんなニィニのものづくりに触れてくださいませ。
10月19日土曜日、目黒の蟠龍寺にて、ファッションショーを開催します。
参加される皆様同士をおつなぎする機会にします。
第1部、11:00〜15:00
第2部、16:00〜20:15
参加、8,000円
https://tsuku2.jp/events/sp/eventsDetail.php?ecd=07021091480912