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捨てないアパレルを目指しております(株)ニィニ、取締役、デザイナーの保坂郁美です。
この度、地元蕨市の広報誌、SDGs特集にニィニが歩んできた「捨てないアパレル」の取り組みを取り上げて頂きました。
こちらの広報誌は毎月、蕨市内の各ご家庭に配布される地元では馴染み深いものになります。ですので、たくさんの方から反響を頂き、大変嬉しく思っております。
先日、地域の子供達が会社訪問してくれ、「捨てないアパレル」の話を通して実際にニィニがなにをしているのか、どんな洋服をどんな想いで生み出しているのか、聞きに来てくれました。
「何のために、洋服ってあると思う⁇」
ニィニ定番の質問から始まり、
「本当の命を生み出すように、覚悟を持って作っています。」
と、デザイン画をみせながら真剣に、かつそれを楽しく、お話させて頂きました。
その後、2階のアトリエにも連れて行ってあげて、そのデザイン画をどんな風にパタンナーさんが形にしているのか、更にそれを実際裁断しているのか、一枚裁断機を動かして見せてあげました。
大きな機械が豪快なマシーン音とと共に動き出すと、初めて見る子供たちからはいつもと同様、驚きの歓声が上がります。
「この機械で切れない生地もあるんだよ。見てごらん、その時はこんなふうにして手で切っていくんだよ。」
すかさず、生地を型紙の上に乗せて裁断用のロールカッターで、その場で見せてあげました。子供たちは目をクリクリしながら、興味津々に見てくれる様子に、会社見学をしてもらう大いなるやり甲斐を感じます。
このような活動は、洋服に限らず、ものづくりの現場と購入頂く方を身近に繋ぎます。
そのキッカケを、今後もニィニは積極的に行って行きます。
その積み重ねが、丁寧なものづくり、そして丁寧な暮らしに繋がってゆき、最終的には自分自身を大切にすることになるのでなはいかと、ニィニは考えています。
今や、SDGsという言葉が流行りのようにテレビやラジオから語られ、私たちの今までの暮らしに問いかけをしてきます。
そんな中、ニィニはSDGsという言葉が生まれる前から、丁寧なものづくりはしてきました。
しかし、この言葉が全世界共通認識となった今、ニィニの今までの取り組み「捨てないアパレル」を、更に意識的に取り組もうと考えるようになります。
ものの価値観が見直される中、今ニィニのものづくりが、こうして共感頂くキッカケとなり心から嬉しく思っています。
38年間培った丁寧なものづくり、それがごくごく自然でい続けていられるよう、これからもずっと「捨てないアパレル」を大切に、チーム一緒になって邁進して行きたいと強く胸に刻みました。