お越し頂きありがとうございます。
捨てないアパレルを目指しております、(株)ニィニ、取締役、デザイナーの保坂郁美です。
先日、ミンクの毛皮でバニティバッグをお作りになったお客様がいらっしゃいました。
とても素敵に出来上がりましたのでご紹介させて頂きます。
お持ち頂いたミンクは、40年程前流行ったミンクの姿そのままの襟巻きでした。
それを2匹お持ち頂きました。
提案したデザインと希望のサイズでは、ミンクが足りなかったので革をストライプに足して作りました。
それが返ってデザイン的に素敵で、とても可愛らしく出来上がりました。
お送り後、ご丁寧にご連絡を頂きました。
家族皆様、大変喜んで頂いたようでニィニ一同心から嬉しく思います。
リメイクの大変なところは、当然ながら一点ものを扱うので、最後の最後までそれこそお客様の喜ぶ顔や声を聞くまで気が気ではありませんので、このようにご丁寧にお電話頂くと心から嬉しいです。
それだけ大変な作業でもあります。
毛皮リメイクは個体差のある毛足を計算に入れながら作るので、本当に大変です。
今回は毛皮と革でストライプにしていったので、毛足の長さを想定し、毛皮と革の幅のバランスを見ていく加減が非常に難しかったです。
部分的に何度か試作し、バランスをとります。
こうして一つの物を作るのに、デザイン、裁断、縫製、まとめとプロが関わっていくので、ご家族の幸せを垣間見ることが出来ると嬉しくなります。
これこそ、次の方のご依頼制作意欲に繋がっていきます。
益々、精進していきます。