NINI

お越しいただきありがとうございます。

「捨てないアパレル」を目指しております(株)ニィニ、代表取締役、デザイナーの保坂郁美です。

 

昨年一年間、自身の体調不良によりこちらのブログが凍結してしまい申し訳ございませんでした。

 

今週は、保護きものレンタル事業にあたり、「保護きもの」という造語を商標登録することにチャレンジした道のりをご紹介させていただきます。

 

昨日もご紹介させていただきましたが、今回もコンサルタントの秋田舞美先生のお力を借りて半年間かけて、商標登録証をいただきました。

本当にこの度もありがとうございました。

秋田舞美先生のホームページはコチラに!

↓↓

https://akita-co.jp/

本日は、ご縁をいただき保護させていただいた着物たちを、初めてリメイクした時の様子を振り返りたいと思います。

3年前、ご縁があって廃棄寸前の着物を大量に目にしました。その瞬間、出来る限りの着物を保護し、ニィニに持ち帰りました。

その時の気持ちたるや、なんともやらせなく、ものづくりの世界を土足で踏み潰される想いで胸が苦しくなりました。

「保護きもの」。その時、頭の中にパッと言葉が現れ、もう一度この子たちを華やかな世界に送り出そう!そう思い立ちました。

会社に戻りしばらく、たくさんの着物を広げ、途方に暮れましたが、色別に分けて、三素材を組み合わせてみました。

通常、一枚の着物では出来ないデザインのドレスを三素材合わせたらどんな風になるか、実際作り上げるまでには苦労が入りましたが、何とも艶やかな素敵なドレスに仕上がりました。

近くから見ると別の着物地が組み合わされていることがわかるのですが、遠目から見ると深みある色合いに見え、非常に綺麗なドレスに生まれ変わり感慨深くなりました。

初めから、捨てられる予定で作られた着物は一つもありません。でも、いろいろ訳あって手放された着物を廃棄寸前で保護し、またこうして世の中に送り出せるのなら、こんな嬉しいことはありません。

 

「保護きもの」レンタル事業は、そんな素朴な想いから立ち上がり、今実直に取り組んでいます。

心を込めてカタチを替えた「保護きもの」が、皆さまを再び彩ることが出来たら、着物たちも私たちも感無量です。

 

本日もここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。明日もどうぞお楽しみくださいませ。

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