NINI

お越しいただきありがとうございます。

「捨てないアパレル」を目指しております(株)ニィニ、代表取締役、デザイナーの保坂郁美です。

 

顔を撫でる風が、すっかり秋を感じさせ、朝から清々しい気持ちになります。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

 

今回は、ご家族の着物を素敵なドレスにリメイクさせていただきましたので、ご紹介させていただきます。

 

こちらの着物は、ご主人様の亡きお母様の
お着物とのこと。

今回は奥様の大好きな紫系のお色目の、2枚の着物を使わせていただき、ドレスを作らせていただきました。

多彩な奥様はエレクトーン奏者でもあり、お披露目の際にこちらのドレスを着て演奏に出られたらと、数あるサンプルの中からお選びいただき、素敵にリメイクさせていただきました。

出来上がりの際、奥様と一緒にご主人様もいらしてくださいました。

ご試着された奥様のあまりの綺麗さと、亡きお母様の想い出がよみがえり、思わずご主人様の目頭が熱くなられ、、、。

私も胸が熱くなりました。

着物リメイクは、心温まる物語がギュッと詰まります。だからこそ、ご家族の絆はより深く、永遠のものになります。

 

このような、感動的な場に立ち合わせていただくと、着物リメイクがとても温かな取り組みに感じられ、心から嬉しい気持ちが溢れる思いになります。

本当に素敵なご縁に感謝申し上げます。

 

この度も、最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

またのお越しを楽しみにしております。

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「捨てないアパレル」を目指しております(株)ニィニ、代表取締役、デザイナーの保坂郁美です。

 

昨日から急に秋らしいお天気に様変わりして、今日は時折雨もちらつき、数日前の暑さが嘘のようです。皆さまのお住まいは、いかがでしょうか。

 

今日は、先週末に私の母校でもある、地元蕨市の小学校五年生全生徒が、校外学習としてニィニを訪れてくれましたので、その様子をご紹介させていただきます。

実はこの取り組みは、かれこれ6年ほど前から始まった校外学習授業になりまして、きっかけは、私が「捨てないアパレル」を目指そうと、本気で考えるに至ったことから始りました。

今はまだ小学生五年生でも、子供はあっという間に大人になります。

授業を始めた当時、小学五年生だった次女も、今ではもう高校二年生です。

本当に、時間は想像以上に早く、大人である私たちは尚更一年が過ぎる去る様子に驚きを隠せません。

ものづくりをしている人間だからこそ、ぼうーっと、生きているとあっという間に、日本のものづくりが、ダメになってしまう!そう危機感を感じ、当時二人の娘が通う小学校の校長先生に直談判、必死に懇願しに行きました。

「どんなに安い洋服も、地球のどこかの、誰かのお母さんが、必死でつくっています。作っている現場を、観て、知って、感じて、そして考えてもらいたいのです。」

と。その後、ニィニの取り組みをマンガにしたり、ビジネスコンテストに出場したりと、試行錯誤しながら周りに問いかけてきました。

今回の授業でも、毎年恒例の

「何のために、洋服はあると思う⁇」

の問いかけから始まり、2階アトリエ見学.双子織クイズ問題、最後に双子織トラックジャケット試着で、恒例の授業は締めくくられました。

どの子供たちも目をキラキラ輝かせながら、一生懸命聞いてくれる様子に、私は心から感動します。「捨てないアパレル」をこうして聞いてくれるご縁に感謝しつつ、また来年も授業が出来たらどんなに嬉しいことか!そう思う気持ちが入り混じり、子供たちと元気にさよならを言い合いました。

 

その後、何人かの生徒がお店を尋ねて見えたり、またお母さんを連れて来てくれたり、

「あの双子織トラックジャケットがすごかったです。大きくなったら、買いにきます!」

なんて嬉しい言葉でしょう、有難いことですね。

間も無く、この子たちとも世の中を変える一員として、お互いの力を磨く仲になるはずです。

そんな未来を楽しみに、ニィニもこれからも精一杯励んでまいります。

 

また、素敵なご報告出来ますこと、今から楽しみにしております。

またのお越しを楽しみにしております。

本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

2024/09/24

お越しいただきありがとうございます。

「捨てないアパレル」を目指しております(株)ニィニ、代表取締役、デザイナーの保坂郁美です。

お越しいただきありがとうございます。

「捨てないアパレル」を目指しております(株)ニィニ、代表取締役、デザイナーの保坂郁美です。

 

残暑の続く毎日ですが、皆さまお元気にお過ごしでおりますでしょうか。

 

今回は、先日ニィニと長くからお付き合いさせていただいておりますクリーニング屋さんから、お困りごとを頼まれましたので、そのご紹介をさせていただきます。

あるお客様から、マフラーをクリーニングでお預かりしたそうなのですが、なんと残念なことに大きな穴が、、、

ニィニでは、本格的なかけはぎはしておりませんがこの程度の穴は塞ぐことは出来ます。

お客様のものを大切にする気持ちが嬉しく、心を込めて穴を塞がせていただきました。

塞がれた様子を喜んでいただき、またマフラーも大切にしてくれるお客様のお首周りを暖かくする様子を想像すると、ほっこりした優しい気持ちが広がります。

今のご時世、手放すのは簡単で、新しいマフラーを新調するほうのが、当たり前なあり方かもしれませんが、こうしてまた新品同様にして、また変わらぬ日常をおくれることの尊さを噛み締めることは、何より幸せなことですね。

あらためて、そのことに気付かされたお客様からのご依頼でした。

 

本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

また素敵なご報告出来ますこと、楽しみにしております。

またのお越しを楽しみにお待ちしております。

お越しいただきありがとうございます。

「捨てないアパレル」を目指しております(株)ニィニ、代表取締役、デザイナーの保坂郁美です。

 

朝夕だいぶ涼しくなってまいりましたが、日中は気温がぐんと上がり、秋が恋しい今日この頃です。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

 

今回は、川崎市クリーニング店、誠屋さんの澁谷隆太社長に、おばあさまの着物でシャツをリメイクいただき、その後素敵に出来あがりましたのでご紹介させていただきます。

先日、いろいろご希望をお伺いしながら、おばあさまとの懐かしいお話を聞かせていただきました。いつも感じることですが、お客様とのこうした触れ合いはとても楽しく、貴重なご縁に感謝の気持ちで溢れます。

途中デザイン変更のご希望をよくよくお伺いしながら、それに添った仮縫いをし、丁寧に取り組ませていただきました。

着物リメイクは、使用できる範囲が思った以上にありませんので、構築的なパターンに落とし込む技術が必須です。

今回も、全て表地の着物だけでは足りませんでしたので、どこにどのパーツを持っていくか、裁断も一苦労です。

その甲斐あって、世界に一つだけの、素敵なシャツが出来上がりました。

おばあさまの着物を、男性の澁谷隆太社長がお召しになるなんて、なんて粋なことでしょう。

今回もとても素敵に仕上がり、スタッフ一同と出来上がったシャツをうっとり眺め、隆太社長が喜んだお顔を想いながら、納品させていただきました。

隆太社長にお目にかかれること、今からとても楽しみにしております。

 

今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

次回も是非お楽しみくださいませ。

お越しいただきありがとうございます。

「捨てないアパレル」を目指しております(株)ニィニ、代表取締役、デザイナーの保坂郁美です。

 

今年は長い残暑が続いております。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今回は、お持ちのジャガーの革で、オリジナルのバッグをお作りさせていただきましたので、ご紹介させていただきます。この度ご依頼いただいたお客様なのですが、ご自宅を新しく建て替え中でおりました。

その際に、お客様もビックリ!お片付けをしていましたら、何とジャガーの毛皮が巻かれた状態ででできたそうで。

このままにしていてもどうしょうもないと、何かにリメイク出来ないかとご相談いただきました。

そこで、今回オリジナルバッグをご提案させていただきました。

まず一つ作ってみて、気に入っていただけたらお嬢様にもお作りいただけるということに。またその他にも、ご主人様にもトレータイプの小物入れをお作りすることにもなりました。

元々は野生で暮らしていたジャガーですから、カバンにするとなると、両面に組み合わせる毛皮の様子もきちんと揃えないといけませんから、裁断もシックハックです。

制作するのは正直大変なことでしたが、完成すると非常に素敵なバッグに仕上がり、お客様も大変喜んでいただきました。

またお客様のご要望に合わせてバッグの中も、ファスナー付きのポケットに、反対側には二つポケット付きに。見た目だけではなく機能性も充実しました。

更には、カバンの口にマグネット付きの蓋をつけ、安全性も兼ね備えました。

お客様と事細かい打ち合わせをさせていただきながら、世界で一つのリメイクバッグが完成いたしました。

お客様も大変気に入ってくださり、お嬢様にも組み合わせる革の色を変えて、もう一つお作りしていただけることになりました。

私たちも、お客様に喜んでいただき本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。

 

本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

またのお越しを楽しみにしております。

 

 

お越しいただきありがとうございます。

「捨てないアパレル」を目指しております(株)ニィニ、代表取締役、デザイナーの保坂郁美です。

 

まだ日差しも強く暑い日ではございますが、それでも空や空気の様子に秋を感じる今日この頃です。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

 

この度、ニィニの若きエースの1人が、新たなステージへ旅立つことになり、皆んなでお別れ会をしましたので、その時の様子をご紹介させていただきます。

 

ニィニの会社の近くに、美味しいフレンチのレストラン、プラシャルルーさんがありまして。今回はそちらで、お別れ会をいたしました。

お食事はもちろんのこと、ケーキもとっても美味しく、女性が多いニィニですので、皆んなとっても喜んでくれました。

2年間、ニィニのスタッフとして苦楽をともにしましたので、本当に寂しい限りですが、こればかりはしょうがありません。
彼女の未来に幸あれ!!
皆んなでエールを込めて、楽しいお別れ会とさせていただきました。

私たち含めスタッフの心温まる寄せ書き色紙、またスタッフの皆んなから、キュンとなる可愛いお化粧ポーチと鏡をプレゼント。
また、ニィニからは18金のネックレスを新しい門出の印にと、プレゼントさせていただきました。


彼女もとっても喜んでいただき、こちらも嬉しい気持ちでいっぱいです。

最後のデザートに、プラシャルルーさんから最高のおもてなしが!
なんと、彼女のお皿にメッセージを、またケーキにローソクを立ててくださり、会の締めを大いに盛り立てくださいました。

プラシャルルーさんのおもてなしに、彼も私たちもとっても感動、私たちにとりまして思い出深い、良き日となりました。

敦子さん!シェフ!本当に、ありがとうございました。また、皆んなでお世話になります。

 

いつも最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

明日もどうぞお楽しみくださいませ。

お越しいただきありがとうございます。

「捨てないアパレル」を目指しております(株)ニィニ、代表取締役、デザイナーの保坂郁美です。

 

今日は朝からよく晴れ、本当に気持ちの良いこと。まだまだ日中は暑くなることと思いますが、夜にはだいぶ涼しくなる様子に秋の訪れを感じております。

皆さまは、いかがお過ごしでしょうか。

 

この度ご縁をいただきまして、中小機構より、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標であるSDGs。

その達成に向けて取り組む中小企業の中の一つに、ニィニを取り上げていただきました。

ご紹介が大変遅くなりましたが、とても素敵にご紹介いただきましたので、是非この場を借りてご紹介させていただきます。

↓↓

SDGs達成に向けて

“捨てないアパレル”で衣料廃棄問題に一石【株式会社ニィニ(埼玉県蕨市)】

https://j-net21.smrj.go.jp/special/achieve/20240530.html

 2024/05/30 — 2024年 5月 30日. 保坂郁美社長. 衣類の大量生産・大量廃棄が社会問題となり、アパレルメーカーの中にも対策に取り組む企業が登場している。

と、かなり深く切り込んだ内容で、ニィニの「捨てないアパレル」を紹介いただきました。

その中でも、以下のような内容にも触れていただき、かなり細かくニィニの取り組みを踏み込んでいただき、大変光栄に思っております。

【捨てないアパレルの誕生日秘話】

【中小企業診断士との出会い】

♦︎右写真は、ニィニコンサルタントであり、中小企業診断士の秋田舞美先生

 

ニィニは、とても小さな会社ですが、これからのアパレルにとっても、日本にとっても大切で尊い存在のメーカーと自負しております。

母である専務が立ち上げ、その後父である会長が支え、娘である私がニィニを守って行こうと思っております。

小さな小さなアパレルメーカーですので、その灯火を絶やさぬよう、これからもスタッフと共に邁進してまいりますので、あらためて今後とも宜しくお願い申し上げます

お越しいただき誠にありがとうございます。

「捨てないアパレル」を目指しております(株)ニィニ、代表取締役、デザイナーの保坂郁美です。

 

朝からお天気が良く清々しいですが、日中はまだまだ厳しい残暑となりそうです。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

 

この度、代表になったことから、私の名刺を新しくさせていただきました。

ニィニのグラフィック担当のディレクターを務める主人に、素敵にデザインしてもらいましたので、ご紹介させていただきます。

 

名刺に写真を入れると、印象も強く待っていただけますので、今回初めて写真を入れさせていただきました。

よく証明写真のように、バッチリとカッコよく撮られている方が多いですが、洋服のデザイナーとしてイメージしてもらえるように、洋服と触れ合う写真を選ばせていただきました。

また、ニィニの理念「捨てないアパレル」も、素敵にデザインしてもらいました。

非常に、嬉しく思っております。

新規のお客様、またお取り組み様に名刺を通して、ニィニの理念を認知、新しいご縁をいただけましたら、幸いです。

今から直接お渡しできますこと、とても楽しみにワクワクしております。

 

本日もここまでまでお読みいただき、誠にありがとうございました。

またのお越しを楽しみにしております。

 

 

お越しいただき誠にありがとうございます。

「捨てないアパレル」を目指しております(株)ニィニ、代表取締役、デザイナーの保坂郁美です。

 

今日も朝から秋の訪れを感じる過ごしやすい陽気と、真っ青な空の色と薄雲とのコントラストに、秋の訪れを感じ心踊ります。

皆さまのお住まいは、いかがでしょうか。

 

今回は、ニィニのリメイクストーリーが完成しまして、ホームページにご公開されましたので、そちらをご紹介させていただきます。

紹介ページは、『ニィニについて』・『事業内容』の2箇所になります

この度、素敵なお客様にご協力いただきまして、受注いただいてから納品するまでの流れをご紹介させていただきました。

今回ご紹介するお客様からのリメイクは、もちろん本当の受注です。とても心温まるストーリーに、思わずほっこりとした気持ちになる方も多いことと思います。

そのようなお客様とのご縁を繋いでいただいた方々、また今回快くお引き受けいただきましたお客様に、心から感謝いたします。

本当にありがとうございました。

以下、リメイクストーリーをそのまま添付、ご紹介させていただきます。是非、最後までご覧いただけましたら嬉しいです。

↓↓

以下、今回のリメイクストーリーをかいつまんでご紹介 させていただきますので、ご覧くださいませ。

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リメイク ストーリー

音楽の先生 & アーティスト

笑顔が素敵なA様は普段は小学校で音楽を教えており、旦那様と二人暮らし。
社会人になってからジャズと出会い、バンドのボーカルとしてライブを行うアーティストでもあります。

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着物Story

A様のお母様は着物をよくお召しになる方で、A様自身も小さなころから着物になじんで育ちました。
今回リメイクした着物は、お知り合いから譲り受けたもの。
リメイクをするために、着物をほどいてしまっていいかと元の持ち主さんに伺ったところ、「それでその着物に光が当たるなら」とご快諾いただけたとのことです。

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お問い合わせとご購入

A様には展示会の度に、いつもご丁寧に応援メッセージを個別でいただたり、本当に心温まるお言葉をいただいておりましたので、今回ではなくても何とかお力になれたらと強く思っていました。
「せっかくのご縁なので・・・」
最初のお問合せから一週間ほど後に、前向きな嬉しいご連絡をいただきました。ご主人さまはヴァイオリン作りの職人様でして、
「主人もものづくりの仕事なので、ここまで心遣いくださったことが、どれだけ特別なことかがよく伝わります。」と。
そのような、心温まるやり取りをさせて頂き、今回リメイクさせていただく運びとなりました。

お話しをお伺いしたところ、A様には約10年ぶりに、ご自身でライブを開きたいと思っていたタイミングであり、ピッタリな想いをこめたドレスを探していたところ、ニィニを思い出してくださったとのことでした。

久々のライブでしたが、「後にはひけないように!」と清水の舞台からから飛び降りる覚悟で、まずコンサートの予定を決めて、会場予約までしてしまったというA様。
ドレスも作ってしまえば、さらにライブも実行せざるをえないとリメイクに臨んだとのことです。素晴らしい行動力に、今度はニィニが応援させていただく番と、お話も益々弾みました。 そのような、心温まるやり取りをさせて頂き、今回リメイクさせていただく運びとなりました。 

デザイン決定

イメージはA様の普段のお洋服でイメージの近いものや、雑誌などでお好みの洋服を写真でいただけましたので、デザインの確定はとてもスムーズに進みました。

一度ご来店し、簡単なデザインスケッチと、近しいサンプル見本がありましたので、一度でデザインを決めることができました。また、その1か月後シーチングでの仮縫いも同じくその場でOKをいただき、本当に、ご縁を感じるスムーズな進み具合でした。

シーチング制作

まずはシーチング(試作用の布)で仮制作を行います。
A様のイメージに沿うように、360度すべての角度から、A様を美しく装えるように。
デザイナーである私と、パターンナー、縫製チーフが何度もやり取りを繰り返し、納得できる試作品を仕上げていきました。
※シーチングは通常は綿の布帛ですが、今回は着物素材に合わせた仕様の布にしました

仮縫い

ニィニの洋服はピッタリフィットしたセミ・オーダーですので、ご足労ですが、本縫いの前に、一度、仮縫いにいらしていただきます。
仮縫い用試作品を元に、A様の要望を伺い、美しいラインが出るサイズ感をミリ単位で調整していきました

本縫い

パターンとデザインが確定した段階で、本制作に入っていきます。
着物には流れるような柄がありますので、その魅力を殺さずに、最大限に活かすように。
シンプルなデザインだからこそ、ごまかしは利きません。

裁断・縫製の担当者と何度も検討を重ねながら、制作を進めました。

お渡し

お渡しのタイミングは、いつもこちらも緊張する瞬間です。
完成品を初めてA様にお渡ししたところ、いつもの素敵な笑顔をさらに明るくして、受け取ってくださいました。
ライブ当日の着こなしについても、カシュクールワンピーススタイルとインナーに黒を合わせロングカーディガン風スタイルのイメージチェンジをアドバイスさせていただきました。

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A様からのメッセージ

ご縁あって、保坂さんにリメイクドレスを作っていただくことになりました。
自分のライフステージの中で、
・着物をあまり着る機会が少なくなったこと
・引越しを機に身の回りのものを断捨離する必要があったこと
これが現実的な2つの理由です。

そして、「着物を着てステージでジャズを歌いたい」という気持ちがありました。
保坂さんの「捨てないアパレル」のリメイクの活動を知る中で、
「着物ではなく、リメイクした着物ドレスが、ジャズを歌う私には合っているんじゃないか」
という考えに至りました。
デザインから仮縫い、仕上げに至るまで、保坂さんとイメージを具現化していく活動はとても胸躍りました!

仕上がったカシュクールワンピースは、着物のよさを損なわないデザインで「リメイク」というよりは、「アップグレード」という感じすらしました。
リズムにのったときに、裾がめくれすぎないよう工夫がされていたり、袖の美しい丸みや、後ろや横から見たラインの美しさなど、プロの技が光っていました。

ライブは2ステージあったのですが、1ステージ目は女性らしく、カシュクール部分を結んでワンピース風に。
2ステージ目は、カッコいい女性を演じるべく、中を黒でまとめ、ワンピースを羽織りのようにしました。
一着で2通りの表現ができるよう、狙ってデザインする保坂さんのセンスに脱帽です。

人との縁を大切にすることを、小さい頃から両親に教わりました。
今回、保坂さんとのご縁で、素晴らしい衣装を纏い、自信をもってステージで歌えたこと、心から感謝いたします!

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ライブ当日

いよいよ待ちに待ったライブの日。
心を揺らすジャズのリズム、素敵な歌声、そしていつもにもまして輝いているA様の姿を、そこに見つけることができました。

ライブでは、第一部ではカシュクールワンピースとして、第二部では黒のインナーを着た前開きスタイルで、2通りの着こなしをしていただきました。

   撮影 佐藤幸一様(@kosatphoto)

いつもはお客様として拝見するA様は、チャーミングな魅力にあふれた方です。
けれどこの日、夢の舞台を実現したA様は、誇りに満ち溢れた輝きをまとい、いつもとは全く別人の様で、忘れることができません。
A様の輝かしいライブを洋服でお手伝いし、そしてその場に同席もできたこと。
ニィニとしてもとても嬉しく感じ、胸に広がった温かい思いを味わいながら、帰途につきました。

※基本的には、着物リメイクはご相談から完成まで約2か月です
ご希望内容やご検討期間により、完成までの納期は異なります

  A様がリメイクされたお洋服

       Before

        After

以上、になります。

 

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。

このように、お客様に恵まれニィニ一同本当に幸せな気持ちでいっぱいです。これからも、素敵なご縁を楽しみに、スタッフ一丸となって邁進してまいります。

では、またのお越しを楽しみにしております。

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