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「捨てないアパレル」を目指しております、(株)ニィニ、取締役、デザイナーの保坂郁美です。
この度5月1日、業界紙アパレル工業新聞の工場レポートのページ一面に、ニィニの「捨てないアパレル」の象徴的な取り組みの一つ、リメイク事例が全面的に取り上げられました。
このような形で多くの事例が取り上げられたのは初めてのことでしたので、スタッフ一同大変嬉しく思っております。
元々ニィニは丁寧なものづくりをしておりましたが、本気で「捨てないアパレル」を目指そうと、7前より着物、毛皮、洋服のリメイク事業に踏み切りました。
オリジナルデザインを構築するものづくりとは、全く違うリメイク提案は、当初デザイナーである私が一番戸惑いました。
オリジナルデザインは、着やすい中に3〜5㎏痩せて見えるラインをニィニらしく提案していきますが、リメイクはそこにもう一つ重要な提案が加わります。
それは、お客様の想い出をさりげなく散りばめる提案です。あくまでリメイクデザインは、お客様が主役なのです。
その方がイメージする、一歩先のデザイン提案をいたします。決して、2、3歩先ではだめなのです。リメイクデザインは、ヒヤリング力が試されます。お客様が何を求めているのか、一歩引いたところからよくよく理解していきます。しかし、お客様は決して造形のプロではないので、デザイン構築する主導権はしっかり持たせていただき、共にデザインしていきます。
これからも、一人一人のお客様に喜んで頂けるようなリメイク提案とは、一体何で在るのか。
それをニィニチームと一緒になって、丁寧に提案してまいります。
今回は7年に及ぶ、ニィニなりの提案の結実となる有難いきっかけを頂きました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも、ニィニの捉えるリメイク提案を大切に邁進してまいります。