お越し頂きありがとうございます。
「捨てないアパレル」を目指しております、(株)ニィニ、取締役、デザイナーの保坂郁美です。
昨日、1/20(木)の日刊工業新聞の社説に、ニィニの取り組みが取り上げられました。
主に工業系の会社経営者様が手に取る業界紙ですが、アパレル事情にも多々触れている、紛れもなく全国紙です。
年間の新聞販売日が約350日ですから、社説は年間350本しかありません。
かつ世相など企業記事ではないものがあると考えますと、社説に取り上げていただける企業などほんの一握りと言われています。
一気に全国紙の社説デビュー、さらに弾みをつけたいと嬉しく思っておりますが、これからも、しっかり地道にコツコツと取り組んでいこうと背筋が伸びる思いです。
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電子版記事
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/625264
このキッカケを頂いたのは、弊社コンサルタントの秋田舞美先生のお力添えになります。
http://akita-co.jp/
この度も、本当にありがとうございました。
記事としては、近年のアパレル業界の不況とその現状に多く触れられ、ニィニの取り組みは行の記載ではありますが、私は返って嬉しかったです。
何故なら、近年国内のアパレル業界が燦々たる惨状の中、ニィニは独自な歩みで存続している!
それを発信、どれだけ希少価値あるか、認知してもらえるきっかけになれたのでは、と考えています。
只今、国内生産は、2.4%切ろうとしています。
そんな中、昨年末日経新聞の一面に、ワールド、TSIホールディングスなどアパレル大手が、国内の生産回帰を進めていると、報じられました。
要因はコロナによる物流混乱ですが、今様々な企業が会社存続のため、躍起になっています。
ニィニも日々、縫製依頼の問い合わせを受けます。
しかし、バブル崩壊後、一度見放し閉鎖に追い込まれた縫製工場は2度と立ち直りません。
アパレルの縫製工場の設立までの設備投資は、半端なことではないからです。
ニィニにあるミシンやプレス機や、パターン制作のCAD、CAM、そして1,000万円する
一枚裁断機を導入するまでやく40年近くかかっています。
何より、技術者を育てるなんて立ちくらみするほど時間を要します。
だからこそ、ニィニはこれからも、「つくる責任、つかう責任」の大切さを忘れずに、「捨てないアパレル」を実行、独自の道を模索しながら邁進していきます。
あらためて、今後とも宜しくお願い申し上げます。