NINI

お越しいただきありがとうございます。

捨てないアパレルを目指しております株式会社ニイニ、取締役、デザイナーの保坂郁美です。

先日、とある大学の授業に呼ばれ「キャリアデザイン」と言う授業の中で、ニィニの「捨てないアパレル」の取り組みについて少しお話させて頂きました。

この授業は、自分のことをふりかえり、自分の魅力や強みに気づき、これからのことを考える科目で、就職活動を控える23年生を対象に行っているそうです。

生きていくためには、必ずだれもが働く。それがなかなか自分事にならない学生のために、毎回「社会人、働く人」をゲストでお迎えして、世の中には様々な仕事があることを知ってもらう趣旨の授業でお話させて頂きました。

今回お話しさせていただいた内容は、興味関心の変化(陶芸からアパレル)、入社を決めるきっかけ、入社してから、今の仕事、会社および、今目指していること等々。

また会社の説明など学生たちにPRしたいことを10分で話して下さいとのご依頼でした。

パワポの資料を駆使して、心を込めて一生懸命「捨てないアパレル」に取り組むまでの想いを発信させていただきました。

後日、学生さんたちから貴重な感想を頂き目頭が熱くなるものを感じました。

一部紹介させて頂きます。

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*ニィニの取締役の方のお話は、自分の服に対する見方を変えてくれるものでした。自分の着ている服は、どんな人が作っていたのか、これからはちゃんと考えながら服を選び、着たいです。

 

*今日の授業を受け、ゲストの方のお話で、服についてや SDGs について色々学びましたが、ものをゼロから創造することは大変だし、私たちはもっと物を大切に扱っていくべきだと思いました。ものだけでなく、食品の廃棄であったり、私たち人間の問題はたくさんあるので、一人一人の意識を変えて、考えていくべきだと思いました。

 

*ゲストの方は自分らしくあるために、自分がしたいこと、できることを明確に持っていました。ゲストの方のように、自分で意思決定していくにも、それができる強さや経験を身に付けなければならないと感じました。

 

今回の授業の冒頭に保坂さんの話を聞き、もしかしたら毎日どこかで服が捨てられているのではないかと思いました。私も小さくなった服は捨ててしまうのですが、確かに人が心を込めてデザインを考えその服の生地を選択し、作り上げているんだと思うと、ただ捨てるのではなく、どこかにリサイクルとして出すべきなのかと思いました。

 

*デザイナーさんの話「洋服廃棄」の現状を知った。洋服一着一着の重み・大切さが未来へ繋がると思うと向き合い方が変化していくと考えさせられた。

 

*保坂郁美さんの話しで、「洋服が守ってくれている」という考えに驚きました。確かに洋服は自分をあらわす指標や組織だった力などを示すものです。だからこそ服をただの道具としてではなく、自身を守ってくれているものと言う考えはとても面白かったです。

 

*今日来た女性は本当に彼女の職業が好きだと思います。やっぱり好きなことをしたほうがいいですね。彼女はとても楽しそうで、幸せそうです。仕事に対する熱情がこもっています。(留学生)

 

*ゲストの方の話を聞いて、改めて物を大切にしようと思いました。洋服以外にも物が製造される過程には、多くの方が関わっています。世界には様々な職業の方がいて、そこで働いている多くの方々の努力で、物は生み出されていると考えると改めて物を大切にしようと思うことができました。本日、ゲストの方のお話を聞くことができて良かったです。

 

*ゲストの保坂郁美さんに貴重なお話をしていただいて、洋服の大切さを改めて感じることができました。自分も洋服は大切にしているつもりですが、これまで以上にもっと大切にしたいと強く感じました。グループ活動でもご一緒できて、個人的なお話や、会社の細かい事情など、更に貴重なお話をお伺いすることができました。

 

*保坂さんの服を捨てないの取り組みの理由が凄く考えさせられた。今まで、可愛いや流行で服を買っては捨てを繰り返していが、話を聞いてもっと広い世界を知っていかなければいけない、自分はまだまだ無知なんだと思った。服について何も知らなかったので自分でもう少し詳しく調べようと思う。

 

*働いている社会人の方の話を聞き、自分のしたいこと・やりたいことは明確に持っておいた方が良いのだと思った。自分のやりたいことを実現させている人はとても輝いて見えた。「やりたいことがない」と言ってばかりではなく、過去を振り返ったりして、自分のやりたいことや興味のあることを引き出そうと思った。

 

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このように、貴重な感想を頂き心から嬉しく思います。

そうなんです。

私たち「作り手」は、特に量産品の洋服を作っている時は、自分たちが作った洋服をどのような方が、どんな想いで着てくれているか知る術もありません。

私たち「作り手」は、 いつでも片想いなのです。

でも、いつの日か両想いになれるものづくりが当たり前になれる日を楽しみに、これからも実直に「捨てないアパレル」に取り組んで行きます!

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