NINI

おはようございます。

ニィニのデザイナーをしております保坂郁美です。

今日は、昨日の雨がすっかり上がりとても気持ちの良いお天気になりました。

皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 

只今、少しでもニィニの理念を知って頂けたらと『コンセプトブック』を製作しています。

この度、秋のファッションショーイベントの際にお配りさせて頂きます。

 

創業37年、法人設立27年、アパレル工場としてスタートしその後13年前より全てセミオーダー対応のオリジナルブランド『elevemumu~エルベムム』を立ち上げ、一人一人丁寧に洋服を作ってきました。

その後、「着物」「毛皮」「お持ちの洋服」を手放すことなく長く身に着けて頂けたらと『リ・デザイン事業』に本格的に取り掛かります。

  

・・・捨てないアパレルを目指そう―

そう思い立つまで、いくつかのきっかけがありました。

2001年、バングラデシュの知人から仕事のお誘いがあり、そこで初めて現地のアパレル業界の惨状を目の当たりにします。

粗悪で貧弱な建物の中、人と機械がすし酢目状態で仕事をしている姿を見た時、非常に危険な怖さと嫌な胸騒ぎを感じました。

    

2013年それは的中、ファッション史上最悪な事故がバングラデシュで起きました。

世界を震撼させるも、報道は小さく未だに知らない人も少なくはない状況にあります。

 

そのような中、ニィニも自社ビルを建て替えることになり、2トントラック2台分の反物を処分しました。

ファッション業界の使命、それは新しいものを追い求めていくことです。

旬を逃した素材はどんなに状態が良くても、廃棄の対象になります。

この反物たちは、一体地球のどこで捨てられるのだろう…

私たちは、純粋にお客様をきれいにしたいと洋服を作っていること自体、一体どういうことなのか…分からなくなってしまいました。

しかし、たくさんのお客様からのご縁を頂き、「洋服の在り方」にあらためて気付かされるのです。

ニィニは、決断します。

地球に、人にやさしい、丁寧なものづくりをしよう。

今ニィニでは、少しでもこのバングラデシュの事故を、また華やかに思われるアパレルの実情を知って頂けたらと思い、定期的にアパレルの真実を表に出したドキュメンタリー映画『ザ・トゥルー・コスト』を上映しています。

 

そして、貴女のご家族の想い出に少しでも寄り添えられたら…。

そう、ニィニが奏でる物語は、始まったばかりです。

今では御徒町にあります老舗着物専門店『鈴乃屋』で、毎月「着物」「毛皮」「お持ちの洋服」のリ・デザイン展示会を開催しています。今週末3日間、9月21日(土)、22日(日)、23日(月)開催致します。

お近くお越しの際は是非遊びにいらしてくださいませ。

お待ちしております。

http://www.guidenet.jp/shop/453h/

  

 

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